2010年 11月 28日 ( Sun)
吉田修一さん 【悪人(上下)】 を読みました。 だいぶ前に映画化の話を耳にしてから、読もう読もうと思って先延ばしにしてしまっていた作品です(滝汗
↑ご覧のとおりですけど、映画の方は妻夫木聡さんやら深津絵里さんやらが出演している模様。 主演は妻夫木さんね。
リンク先にしているセブンネットショッピングの商品ページに書かれている「本の内容」を引用させて頂きますとー・・・
九州地方に珍しく雪が降った夜、土木作業員の清水祐一は、携帯サイトで知り合った女性を殺害してしまう。母親に捨てられ、幼くして祖父母に引き取られた。ヘルス嬢を真剣に好きになり、祖父母の手伝いに明け暮れる日々。そんな彼を殺人に走らせたものとは、一体何か―。
って書かれてます。 ちなみにこれ上巻のほう。下巻の内容のところにはまた別のことが書かれてますが、まぁそれに関しては下巻の画像↑クリックで飛ぶので、良かったら見てみて。
私、この作者さんの作品はこれが初めてでね、この作品に関しても映画化した~ってくらいしか知らず・・・ほぼ事前知識は皆無の状態で読ませていただきました。
ってことで感想は追記に。





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なんか↑が酷いことになってるな・・・水平線4本って思ったより見にくいんだねっ☆(コラ
うん・・・今度から気をつけるorz 引用したいときどうするか・・・ちょい考えてみよ。
さてそれで感想~って話にうつるわけですが。
なんだかどこにでもありそうな・・・というか、どこででも起こりえそうなお話だな~っていうのがとりあえず思ったことかなぁ。
【悪人】
っていうこのタイトルだけを見ると、ちょっと想像していたのは真っ黒な感じの・・・悪意やなんかが満載詰まった作品?物凄い「悪人」が出てきちゃう???みたいに思っちゃってたんだけどねー・・・
想像していたような「悪人」って・・・違ったよ。
ここで「悪人」とされているであろう清水勇一を、悪人だと言い切れるだろうか?
起こしてしまった行動だけ見れば紛れもなく彼は悪人。 だけど物語を読み進めている人間の殆どが、その過程を思うと彼を悪人だとは言いがたいと感じるのでは無いだろうかと。
この清水勇一っていう「悪人」は、確かに悪いことをした・・・けどその人を悪人と呼ぶよりも、もっともっとその呼び名に相応しい人間って山ほど居るんじゃないのかな~って。
たとえばさ・・・この物語の中では、私の解釈だと「悪人」と呼ばれるに相応しいのは・・・増尾?
次点で佳乃w
この物語、中に引き込まれてどんどん先のページへ進んでしまう・・・っていうようなスピード感みたいなものは特に無くてさ、どちらかというと、しっかり外側から傍観できるって感じの印象を持ちました。
物語の中にどっぷり浸りがちな私でも、客観的に読めたってのは結構レアw
外側から冷静に読み解くと、単純であまりにもありえそうな事件が描かれているのに、様々な人の様々な心情や繋がりがキチンと見えてくる。
ラストで彼が捕まるシーン、そして捕まったあとの彼の台詞。
本心なのかもしれない・・・だけど違うのかもしれない。
彼が昔好きになったヘルス嬢の話を見ると、尚更ラストの枯れの行動や逮捕後の言葉は、偽りのように思えてなりません。
疑問を残して終わる系、嫌いじゃないけど・・・・解釈が合っているのか、その正解が欲しいと思う読後なのでした。
嫌いな雰囲気のお話では無かったですが・・・どちらかというとのめり込めるくらいの作品の方が個人的には好みかな。なんてw

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うん・・・今度から気をつけるorz 引用したいときどうするか・・・ちょい考えてみよ。
さてそれで感想~って話にうつるわけですが。
なんだかどこにでもありそうな・・・というか、どこででも起こりえそうなお話だな~っていうのがとりあえず思ったことかなぁ。
【悪人】
想像していたような「悪人」って・・・違ったよ。
ここで「悪人」とされているであろう清水勇一を、悪人だと言い切れるだろうか?
起こしてしまった行動だけ見れば紛れもなく彼は悪人。 だけど物語を読み進めている人間の殆どが、その過程を思うと彼を悪人だとは言いがたいと感じるのでは無いだろうかと。
この清水勇一っていう「悪人」は、確かに悪いことをした・・・けどその人を悪人と呼ぶよりも、もっともっとその呼び名に相応しい人間って山ほど居るんじゃないのかな~って。
たとえばさ・・・この物語の中では、私の解釈だと「悪人」と呼ばれるに相応しいのは・・・増尾?
次点で佳乃w
この物語、中に引き込まれてどんどん先のページへ進んでしまう・・・っていうようなスピード感みたいなものは特に無くてさ、どちらかというと、しっかり外側から傍観できるって感じの印象を持ちました。
物語の中にどっぷり浸りがちな私でも、客観的に読めたってのは結構レアw
外側から冷静に読み解くと、単純であまりにもありえそうな事件が描かれているのに、様々な人の様々な心情や繋がりがキチンと見えてくる。
ラストで彼が捕まるシーン、そして捕まったあとの彼の台詞。
本心なのかもしれない・・・だけど違うのかもしれない。
彼が昔好きになったヘルス嬢の話を見ると、尚更ラストの枯れの行動や逮捕後の言葉は、偽りのように思えてなりません。
疑問を残して終わる系、嫌いじゃないけど・・・・解釈が合っているのか、その正解が欲しいと思う読後なのでした。
嫌いな雰囲気のお話では無かったですが・・・どちらかというとのめり込めるくらいの作品の方が個人的には好みかな。なんてw





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