【きみが見つける物語 十代のための新名作 恋愛編】
有川浩さん、乙一さん、梨屋アリエさん、東野圭吾さん、山田悠介さんの5名の傑作短編を収録したアンソロジーですね。
「十代のための」と書かれているため、若干手に取るのをちょっと躊躇いましたけどwww
どれも恋愛をテーマとしてはいるけれど、それぞれにそれぞれの著者の個性が出ていて、同じ「恋愛」の型にはめているようで、はまってない感じ。
私は梨屋アリエさんと有川浩さんの作品は、この短編で初めて読ませていただいたのですが、有川さんの作品はツボでしたね。
この方の他の長編なんかも読んでみたくなりましたね~。





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ちなみに… http://sari2.jp です。2008年9月現在で連載中になってますけど、今どうなってんだろ? 完結してるんでしょうかね? セブンアンドワイ
文庫版が出たら欲しいかな。
乙一さんの「しあわせは子猫のかたち」はなんだか温かい気持ちになるような、けど非現実的なそんな作品ですね。 どこかでこんなことがあってもおかしくはないかもしれないけど、多分自分が生きているうちに経験は出来ないだろうと思える内容ですね。
主人公の心境の変化や、心の成長がハッキリ出ている作品かな。
山田悠介さんは長編を読んでもサッパリした感じの印象なので、ある意味こういう短編にまとめた作品のほうがスッキリ読めるかも? ただこの収録作品「黄泉の階段」は私の好みとは少し違った感じ。 面白いのは面白いんだけど。
東野圭吾さんの「小さな故意の物語」は、学生ならではの恋心からくるほんの小さな「故意」から起こってしまう事故が描かれてます。
東野さんの作品は短編よりも長編かなぁ。 この物語も面白かったですけどね。 長編で書いてたらもっともっと色んな経緯だったりとかも盛り込んでくれたんだろうなぁって。 短いことを残念に思っちゃうわ。
梨屋さんの「あおぞらフレーク」もまた現実にありそうなエピソードの中に、ファンタジー的な要素が加わって、現実と非現実の狭間にいるようなそんな物語。
恋するキモチのわからない中学生って、普通に居て当然かなと思うしさー。 身近にありそうな話って感じですかね。
ほらね、結局5つ分簡単にだけど感想書くハメになったわよ。
どれかひとつ気に入ったのを選ぼうなんて無理でしたorz
この【きみが見つける物語 十代のための新名作】のシリーズは他にもスクール編 、友情編
、休日編
、放課後編
とあります。
それぞれ参加している作家さんは異なりますけど、こうなるとコレクター気質が出てきちゃって、とりあえずシリーズ全部読破したくなるのよねぇ。






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