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2008年 08月 21日 ( Thu)
「見ちゃった!」

って思った瞬間・・・幾度となくあるにはある。
見たくも無いのに目に入ってきちゃったり。
見ようと思っていたわけではないのに偶然遭遇したり。

小学生の頃・・・夏休みかなぁ。
祖母の家に泊まりに行ってたの。
両親と妹弟は父方の祖父母宅に・・・
アレルギー持ちのせいで、子供が集まって騒いで
埃の立つ部屋に居られない私だけが、母方の祖母宅に。

そこでね、「見ちゃった!」。

ドォォォォオオオオン!!!

夜中に間近で轟音。
子供の私は勿論寝入っていたけど・・・
間近でそんな大きな音がすりゃ・・・起きるさ。

祖母と叔父が驚いて外に出る。
私は一人で家の中に残っているのが嫌で、
眠たくてフラフラしながらも後ろからついていく。

玄関を出てすぐ
目に飛び込んできたのは 煙。
耳に響いてきたのは 狼狽する人の声。

夜中、0時を回っているにも関わらず・・・
昼間の街中のような喧騒。

歩を進めて道路に向かい、
人の集まる場所を見ると・・・

潰れた車

流れる液体

運転席に見える黒い影


事故だ・・・
そう気がつくまで暫くかかった。
テレビの中や、ほんの中でしか知らなかった・・・
リアリティに欠ける、事故現場。

見たくなかった。

祖母宅の隣家の駐車場に、
頭から突っ込んだらしいその車。
ボンネットは潰れ・・・
煙を吐き出し・・・
ガソリンと思われる液体が流れてる。

けたたましい音をさせながら、
救急車と消防車があわられて・・・
運転席に見えた「影」が引きずり出された。

人間

ぐったりとして、自力では動けない物体。
担架に乗せられたそれが・・・
私の横を通っていった。

「見ちゃった!」

見たくも無かったもの。
子供の私には・・・

人が死んだところを見ちゃった!

そんな思いが脳裏を掠めた。
実際運転手だったはずのその男性が、
一命を取り留めたのかどうかは知らない。
単純に動かなくなったそれから・・・
ぐしゃぐしゃの車や状況から導き出した、

「死んでいる」

という私の答え。
怖かった。 「怖い」ってこういうコトか・・・
そんな風に思った。
祖母も叔父も私には見せまいとしたようだけど、
興味本位や野次馬根性でそこに居たわけじゃない。

ひとりで家の中にいるのが怖かった。

それだけの理由で外に出た私は・・・
一人で家に居るよりもずっと、
怖いものを 見ちゃった! のだ。

後にも先にも、事故現場をこんなに間近で見たことは無い。
近くで事故が遭ったということはあるが、
このときの経験から、私は決して現場には見に行かない。
あんな恐ろしいものは二度と見たくない。

幸い、事故後の処理が早かったので…
運転手の生死は知らないが、
車から流れたガソリンから火が出ることもなく、
祖母宅の隣家の駐車場は壊れたが・・・
それ以外に被害は無かった。

今思い出して頭に浮かぶのは、
あの運転手は・・・?という疑問。
一命をとりとめ、今も生きているだろうか?
それとも子供だった私が感じたまま・・・
あのまま亡くなったのだろうか? ということ。

見ず知らずの人ではあるが・・・
願わくば、今も当たり前の生活を送っていて欲しい。
なんとなく、そう思う。

月の涙


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