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2008年 06月 21日 ( Sat)
iconicon【さまよう刃】icon読了。
東野圭吾さんですね。
本屋でフェイスになってたのを見つけて思わず買っちゃいました。

少年犯罪と、遺族の復讐をテーマとした作品です。
長峰の一人娘「絵摩」の死体が荒川で発見される。
花火大会の夜、不良少年たちに拉致され蹂躙された果てに死んでしまい、その死体を遺棄されたのだ。 失意の長峰のもとに1本の密告電話が入る。

絵摩を蹂躙し、殺害した犯人の名と居場所を告げた密告電話をもとに、半信半疑のままにその犯人の一人の住むアパートへ向かう長峰。 首尾よくアパートの部屋の中に入り込んだ長峰が目にしたものは、たくさんのビデオテープ。
その中の1本を再生したときに映し出されたのは、娘が男二人に蹂躙されている映像だった。
衝撃的な映像と、部屋の中で埃をかぶったまま置かれたピンクの浴衣・・・やりきれない思いを感じている長峰の前に、部屋の主・・・つまり犯人の一人が帰ってくる。

衝動的に長峰はその少年を殺害する。 長峰のやりきれない思いや、怒りがあらわされたとても残虐なやり方で。

犯人のひとりを殺害したあと、長峰は密告電話に入っていたもう一人の犯人を探すことにする。 絵摩の復讐をするために。
被害者の父親として見られてきた長峰が、殺人犯として追われることになる。

少年犯罪については、私も以前に卒業論文のテーマとして書いたことがあるんだけど、日本の法律は少年に甘すぎるんですね。
何か罪を犯したとき、その罪に年齢どうこうは関係ないと私は思うんだよね。
結局この本の中でもかかれてますが、加害者の彼らが未成年であることが重要なポイントになってます。 少年であるからこそ、少女を拉致し、蹂躙し、殺害したという罪も、警察に捕まってしまえばほんの数年で当たり前の日常を再び手に入れてしまうのだ。

そう考えたとき、亡くした娘が帰ってくるわけではないし、自分が犯罪者になるというリスクもあるにも関わらず、「復讐」という選択をした長峰の気持ちがわからないでもない。

客観的に考えれば、法を犯した人間は法をもって裁かれるべきだと考えるのかもしれないが、遺族としては大事な家族を殺されてその後加害者がのうのうと生きることを考えたら頭に血も上るんだろうと思う。
きっと私も自分の身内が殺人事件などに巻き込まれたりしたら、犯人を憎むだろうし復讐も考えると思う。 相手が、少年であろうが無かろうが。

この本を読んで、とにかく少年たちのその犯罪に部分に酷く不快感を感じた。
そして、その不快感も手伝って、長峰への深い共感も感じた。
人を殺すことが「正しいこと」だなんてありえないけど、長峰のしたことや考えたことが「間違っている」とハッキリといえるような自信は無い。
少年犯罪について、遺族の想いについて、様々なことが頭の中でグルグルと回っていく感じのする作品だったと思う。

なんだかちょっとした憤りを感じる作品ではあるけれど、展開のテンポもよくてあっという間に読み終わっちゃう面白さ。
東野圭吾さんの著書は過去にも何作品か読ませて頂いてますけど、登場する人物に凄く引き込まれるんですよね。 今回で言えば、長峰に共感する読者が凄い多いだろうなぁって思ったり。
少し厚めですけど、ほんとサクっと読めちゃうので機会があれば是非手にとってみてくださいな♪

セブンアンドワイ

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