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2007年 10月 28日 ( Sun)
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10月26日に発売されたアニメDVD「象の背中 旅立つ日」。
先日もチラっと話題にあげたけど、「めざましテレビ」で紹介されているのを見たって、マメちゃんとyuuちゃんが言ってたね。
私はめざましテレビで紹介されたのは見てなかったんだけど、どうやらかなりの人が見てたそうでw
その影響で、amazonのDVDベストセラーの2位にランクインするほど人気がハネ上がったみたいですよ。
やっぱテレビのチカラってすげぇw

この作品は同名小説「象の背中」の原作者である秋元康氏がプロデュースした短編ファンタジーアニメーション。
前にも書いたけど、原作を数日前に本屋でたまたま見つけて「あ、これ面白そうだな。」って思って手に取ったんだよね、私。
たまたま他に買う予定の本があったから、コレは来月にしようって思って置いちゃったけど、こんな話題作の原作だって知ってたら優先して買ったんだけどなぁw 失敗したかな?w

DVDには「旅立つ日」「雲の上のお父さん」の全2話、7分あまりを収録しているんだけど、これサイトでも公開されてます。
私はそっちを勿論両方見てきたけど、セリフのない映像。
バックに流れる音楽の詞が、まるでセリフのような役割をしてた。
余命があと半年であることを告げられた父親とその家族を象のキャラクターで描いているんだけど、絵本のような感覚ですね。
柔らかいタッチで描かれたアニメで、内容によってはほのぼのとにこやかに見れるのでしょうけど、これに関してはこの絵の柔らかさが切なさに拍車をかけているような感覚になりますよ。
ハンカチ必須は伊達じゃないです。
バックに流れる音楽の「もしもぼくが居なくなったら 最初の夜だけ泣いてくれ」というフレーズが妙に痛くて、胸がギューーってなった。
でも、自分がもし死ぬとわかったとき。死んだとき、毎日毎日残された人が泣くのは嫌だ。
私もきっと、「最初の夜だけ泣いて」と言うんじゃないだろうかと思った。
泣き続けるような毎日は過ごして欲しくないけれど、居なくなった日の夜くらいは泣いて欲しいという願いも込めて。

素朴に、家族の暖かさや死について真っ直ぐ向かう作品。
生々しいドラマで見ると痛いけど、こういうアニメだったらそれこそ子供と一緒に見れそうなくらい。
生物は死んでしまうというというコト。
残される方のこと、残して旅立つ方のコト、自然に目に、耳に入ってくる切なさを感じる作品ですね。

父親が居なくなる。
アニメに描かれた兄妹は小学生と、それ未満の設定だと思う。そんな二人と奥さんを残して旅立つ父親の心情って…
表情がハッキリわかる感じじゃないけれど、やっぱり「死にたくない」って思ったと思う。
それでも、出来る限り家族と過ごす時間を大切に…会社も残業はキッパリ断って急いで帰る。 少しでも長く一緒に居られるように。そんな父親の姿にも感動しちゃいます。
死を宣告されても自暴自棄になるのではなく、残りの時間を精一杯生きる。そんな姿勢に感銘を受けました。

2話目の死後ですね…やっぱり淋しいって思って残された子供たちなんかは泣いちゃったりしてるけど、思い出を胸にしっかり前に進んでるって感じがしますよ。
出来れば経験したくないことだけど、こういう経験をしたからこそ子供たちの心も強くなるのかな~なんて少し思ったり。
妹ちゃんが、海で拾った貝殻に「ありがとう」と書いて父親の写真の横に添えたシーンは、思わず胸が熱くなったよ。
何気にそれを雲の上の父親に届けてくれる死神(?)くんもイイねw

ひとつひとつのシーンそれぞれに、しっかりとしたメッセージが込められているようで、2話で7分程度といえども、その数倍の内容の濃さがあると思いましたよ。
大人が見ても、子供が見ても、素直に…純粋に「泣ける」アニメDVDだと思った。 手元に置いて、子供が出来た時にも一緒に見たいかなぁ…なんて思っちゃいましたね。

本編をサイトで見たい方はコチラ↓
P-Theater:http://www.p903ix.jp/

このアニメ見てると、家族の大切さってヤツが身に沁みる。
私は学生時代、母親とちょっと仲が悪くていつもいつも顔を合わせれば喧嘩ばかりだったんだよね。
それに嫌気が差して、短大在学中に彼氏の家に転がり込んでそのまま家には帰らなくなった。
母は当時の彼氏と一度も会ったことがない。
母はその彼氏を良く思ってなかったし、そんな母に彼氏もイイ印象は持って居なかったから。

どうせ帰ってもまた喧嘩になるし…と思って家を出てから1年余りは全く両親と顔を合わせることは無かったよ。
妹はたまに私のバイト先に遊びに来たり、弟は「財布落としてデート代が無い」と泣き付いてきたりしたので、何度か会っているけどね。

家を出てから1~2年経った頃、数ヶ月に1回程度だけど実家に1泊とかで帰ることがあった。
予めいつ帰るか告げると、母は「わかった。待ってるね。」とだけメールを返すんだけど、仕事が終わって実家に着いたら、母も遅くまで仕事してるのに行く度にいつも私の好きなものばかり作って待っててくれたんですね。
いつもは仕事が終わって帰ってきてから作るから、必然的に手抜き料理になるのに、私が帰る日だけは食べきれないくらい色んなもの作って待っててくれたの。

父と母と、1個下の妹と高校生だった弟と一緒に夕飯。
私は仕事が終わってから向かうから、実家に着くのは22時過ぎとかなんだけど、みんな待っててくれてるのw
「折角だからみんなで一緒に食べよう」って。
仕事後でお腹も空いてるけど、全然食べきれない量のご飯。
私が少食なこと知ってるくせに、ついつい作りすぎるんだとか。あんなに仲が悪かった母とも、ほんの少し離れて暮らしてただけでこうも変わるのかぁ…とふと思ったりもした。

彼氏と別れて実家に帰った私を、勝手に出てったのにも関わらず当たり前に「おかえりー」と出迎える家族。
昔から怒ることもしないで無関心かと思ってた父がよく喋る。
あんなに毎日キーキーと怒ってた母も、年のせいか心なしか丸くなってた。
妹は相変わらずだったけど、弟は大学生になって毎日午前様だったので実家に帰って暫くするまで顔合わなかったなwww

父は仕事が変わって、若干昼夜逆転。
母は相変わらず忙しくて帰宅も遅い。
妹はマイペースだけど割と規則的な生活。
弟は上で書いたとおり大学生っぽい生活リズム。
私は仕事してた時は大抵帰宅は22時。 退職してからは毎日家に居るかバイトに出るかのどちらか。

必然的に、5人揃って食事を摂ることは滅多に無くなった。
私は、みんなで一緒に食事をするのが好きだったのに。

私がここに引っ越すのを決めたのは、実家に帰ってから一年も経たない頃だった。
母は猛反対で、その頃また私は母と顔を合わせないようにしてた。これじゃガキだった学生時代と変わらないな…と思いながらも、喧嘩するのが嫌だったんだ。
勝手に「何日に出てくからね。」と告げ、殆ど話もしないままに毎日過ごしたよ。 話せば引き止められて、喧嘩になるのはわかってたから。

でもね、私が家を出る前の日はやっぱり食べきれないくらいの夕飯を用意してた母。 また、私の好きなものばかり。
いつもはそんな時間に居ないはずの弟もちゃんと帰ってきてて、夜中に仕事に出るからと寝てしまうはずの時間なのに父が起きてて、妹は当たり前にいたけど、母は仕事から帰ってすぐに支度を始めてたみたいだったよ。

最後にみんなで一緒に食べた食事は、やっぱり食べ過ぎて動けなるくらいだったけど、美味しかった。
いつもバラバラ好き勝手な時間にそれぞれが適当に済ます夕食じゃなくて、やっぱみんなで一緒に食べるご飯の方がおいしい。と、思うw

今、私は九州。
妹は愛知の職業訓練校に通ってる。
弟はまだ大学生だけど、就職が決まれば実家を出るかもしれない。
もしかしたら、もう5人揃ってご飯食べることも無いのかなぁ。私は滅多に帰れる距離じゃないし、妹は社会人学生だし。
休みもバラバラで帰る時期が合わなければ、なかなかそんな機会もないんだろうと思うのさ。

今考えたら、いつかはこうなることがわかってたんだから、もっともっと家族で一緒に居る時間、一緒に食事すること、楽しんでおけばよかったなって思う。
万が一、アニメのように家族が居なくなったとしたら…二度と叶わないコトになってしまうんだからね。
家族と過ごす大切な時間、もっとちゃんと「大切」にしておけばよかったなぁo┤*´Д`*├o
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